研究課題/領域番号 |
16K08459
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
下田 浩 弘前大学, 医学研究科, 教授 (20274748)
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研究協力者 |
渡邉 誠二
成田 大一
岡野 大輔
松崎 典弥
明石 満
吉松 康裕
渡部 徹郎
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 三次元ヒト生体組織 / リンパ管ネットワーク / セルダイナミズム / リンパ管網形成 / 三次元生体組織 / ライブイメージング / 脈管新生因子 / 脈管新生分子 / 解剖学 / 組織形成 / リンパ管 |
研究成果の概要 |
独自に開発した細胞集積法を用いてリンパ管網を自発的に形成する3次元ヒト生体組織(3Dヒト組織)を構築し、リンパ管のネットワーク形成における形態形成と分子機構についてセルダイナミズムの面より解析した。リンパ管内皮細胞は3Dヒト組織内で管腔形成・伸長・接合・分離を特徴とする細胞動態を呈し、3次元的なネットワークを形成した。さらに、リンパ管内皮細胞はそのダイナミズムに同調して特異的な分子発現を示し、時間軸に沿ったその発現はリンパ管の形態形成を密接に制御していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
独自の技術によりヒト細胞を用いた三次元組織を構築し、これまで生体では解析困難であった組織内リンパ管のネットワーク形成における細胞動態とそれを制御する分子機構の一端を明らかにした。本研究システムは実験動物を用いずにヒト生体組織における細胞動態や分子機構を解析できる新しい実験動物代替研究ツールであると同時に再生医療材料開発や創薬応用モデルとして高い有用性を発揮する。
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