研究課題/領域番号 |
16K08472
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
池田 一雄 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (80275247)
|
研究分担者 |
松原 勤 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (20628698)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 肝星細胞 / 肝線維化 / ヒストンバリアント / 線維化 |
研究成果の概要 |
肝星細胞は、類洞の周皮細胞として、ビタミンAを蓄える細胞であるが、肝障害時には、増殖し、細胞外マトリックスを産生し、肝線維化を引き起こす。本研究においては、ヒストンバリアントと肝星細胞活性化の関連について検討した。ゲノムワイドなChip-シークエンスを検討したが、星細胞活性化に関わる因子との直接的な関連は現時点では明らかにできていない。しかしながら、Chip DNAを用いてのリアルタイムPCRでは、肝線維化マーカーの遺伝子発現と比例してヒストンバリアントの蓄積が、それぞれのマーカーの遺伝子座で確認できたため、今後さらなる解析を進めていきたい。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
C型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法は劇的な進歩を遂げているが、B型慢性肝炎や脂肪肝の一部が慢性肝炎化した脂肪性肝炎、NASHの画期的な治療薬はなく、これら慢性肝炎に引き続き肝硬変、肝癌を生じることがわかってきており、大きな社会問題となっている。エピジェネティクス制御と線維化に関連する遺伝子やマイクロRNAの発現制御の関連を明らかにすることができれば、未だ特出すべき治療法が開発されていない難治性疾患である肝硬変やその他の臓器線維症の創薬開発の可能性も期待される。
|