研究課題/領域番号 |
16K08501
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
藤田 孝之 横浜市立大学, 医学部, 講師 (40468202)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | Epac / 動脈硬化 / EPAC / cAMP |
研究成果の概要 |
代表的なセカンドメッセンジャーであるcAMPの標的分子として、近年 Epac(exchange proteins directly activated by cAMP)が報告された。動脈硬化は心筋梗塞、脳梗塞など、多くの重要な疾患の発症の原因である.Epacには2つのアイソフォーム(Epac 1,Epac 2)があるが、本研究では、Epac 1、Epac 2それぞれの欠損マウスを用いて、”Epacの動脈硬化発症における役割”を検討した.Epac 2欠損マウスは動脈硬化が早く進行することが観察され, Epac 2が動脈硬化発症に抑制的にはたらくことが示唆された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Epacは人体の多くの組織で発現しており、血管においても内皮細胞機能や、血管平滑筋細胞の増殖や遊走などにおいて、様々な作用が報告されている。動脈硬化は多くの重要な疾患の原因である。本研究では、動脈硬化発症におけるEpacの役割を、動物モデルにおいて明らかにした。 本研究ではEpac 2が動脈硬化発症に抑制的にはたらく可能性が示唆された。心筋梗塞、脳梗塞の予防においてEpac 2が重要であることが考えられ、今後の動脈硬化による疾患の予防や治療における分子標的となりうると考えられた。
|