研究課題/領域番号 |
16K08561
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
一瀬 千穂 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (10247653)
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研究協力者 |
近藤 一直 藤田医科大学, 医学部, 教授 (90270983)
一瀬 宏 東京工業大学, 生命理工学研究科, 教授 (90192492)
井平 典子 藤田医科大学, 医学部, 研究補助員
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | テトラヒドロビオプテリン / ノルアドレナリン / 一酸化窒素 / 交感神経 / 高血圧 / 徐脈 / Priapism(持続勃起症) / セピアプテリン還元酵素 / 持続勃起症(Priapism) / Priapism (持続勃起症) / 血管 / 不安定高血圧症 / 持続勃起症 |
研究成果の概要 |
セピアプテリン還元酵素遺伝子ノックアウトマウス(Spr-/-)は、変動の大きい高血圧、徐脈、Priapism(持続勃起症)を示す。このマウスではテトラヒドロビオプテリンの欠損によって、交感神経系でノルアドレナリン産生が低下しているにもかかわらず、心電図の周波数解析で交感神経系の緊張が副交感神経系の入力に比べて高いことが示された。一方血管内皮細胞においては一酸化窒素の産生が低下し、血管弛緩反応が低下していた。低血糖症やレニン活性の高値を含め、これらの要因がSpr-/-マウスの循環器系機能の不安定性に関与していると考えられた。Priapismの発症機序については、今後の検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年パーキンソン病などの神経変性疾患、脊髄損傷などで、起立性低血圧のみならず臥位での高血圧や食後の低血圧など、血圧が異常な変動を示しコントロールが難しい例が知られるようになった。Spr-/-マウスは、これらの交感神経系の機能不全に合併する不安定な高血圧症のモデルとなる可能性がある。またSpr-/-マウスでは他に例をみない重篤なpriapismを高率に発症する。Spr-/-マウスの研究はPriapismの発症機序の解明につながるとともに、性機能不全の治療法にもヒントを与えると期待される。
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