研究課題/領域番号 |
16K08578
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
李 知英 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 准教授 (20402860)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 1倍体ES細胞 / ES細胞 / 半数性 / 細胞周期 / 細胞・組織 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
本研究では1倍体ES細胞の半数性維持に関連するびシグナルカスケードを解明することを目指し、半数性維持効率上昇のための新規ターゲット探索と効果検証を行ない、14-3-3 蛋白質の阻害剤R18 が高効率な細胞増殖性を示すとともに半数性維持能力を示すこと、ROCK inhibitorであるY27632が1倍体ES細胞の細胞死を防ぐことを明らかとした。さらに、ES細胞においてインプリンティング領域のDNAメチル化状態の安定的な維持のために、FBS+2i培地が有効であることを見だした。したがって、半数性維持のための培養条件の最適化及びエピジェネティックに安定なES細胞の培養条件が確立された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物に見られる多様な表現型の解明には限界があるため、希望の表現型をもたらす遺伝子変異をスクリーニングするフォワードジェネティクスの方がより根本的な解決策となるため、1倍体ES細胞はこの実験系に大変有効である。本研究では半数性維持に効果的な阻害剤を見だすとともにエピジェネティックに安定なES樹立と維持条件を確立したため、これらの安定的な培養条件は幅広い有用性を持つと考えられる。
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