研究課題/領域番号 |
16K08600
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
林 寿来 愛知医科大学, 医学部, 講師 (30533715)
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研究分担者 |
中原 努 北里大学, 薬学部, 教授 (10296519)
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研究協力者 |
雑喉 正泰
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 加齢黄斑変性 / 血管新生 / 脈絡膜 / G蛋白活性調節因子 / VEGF / 血管内皮増殖因子 / G蛋白調節因子 / 脈絡膜血管新生 / G蛋白 / G protein |
研究成果の概要 |
G蛋白活性調節因子(AGS8)は血管内皮細胞増殖因子(VEGF)受容体に結合してVEGFシグナルを制御する分子である。VEGFは加齢黄斑変性における脈絡膜血管新生の憎悪因子であり、加齢黄斑変性治療における分子標的である。本研究ではAGS8発現制御による新しい抗血管新生制御法の検討を行った。その結果、脈絡膜由来の内皮細胞においてAGS8はVEGFシグナルを制御していること、AGS8蛋白の発現は加齢黄斑変性の実験モデルにおける脈絡膜血管新生部位に特異的であること、AGS8の発現抑制は脈絡膜新生血管の発達を抑制した。AGS8は加齢黄斑変性治療における標的分子になりうる可能性を示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
失明原因ともなる加齢黄斑変性において脈絡膜血管新生の抑制が治療の鍵となるとされている。実際に現在ではVEGFを分子標的とした抗血管新生療法が行われているところであるが、VEGFは全身の血管に発現しており、抗VEGF療法では種々の副作用が報告されている。本研究において、加齢黄斑変性のモデルマウスでは、VEGF受容体結合分子であるAGS8は脈絡膜内皮細胞の新生血管部位にのみ限定的に発現しており、その発現抑制が効果的にVEGFシグナルおよび脈絡膜血管新生を抑制することが明らかになった。そのため、AGS8は加齢黄斑変性治療においては副作用の少ない特異的な新しい分子標的になりうる可能性が考えらえる。
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