研究課題/領域番号 |
16K08670
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
山下 篤 宮崎大学, 医学部, 助教 (90372797)
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研究分担者 |
盛口 清香 宮崎大学, 医学部, 助教 (90468041)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 動脈硬化性血栓 / 血液凝固FXI因子 / 組織因子 / キヌレニン代謝酵素 / 血液凝固XI因子 / 動脈硬化症 / 血栓症 / 内因系凝固因子 / 動脈血栓症 / 動脈硬化性血栓症 |
研究成果の概要 |
本研究では、動脈硬化性プラークにおける内因系凝固因子、外因系因子の活性化とその機能を検討し、動脈硬化性血栓の形成機序の解明を目的とした。破裂プラークには内因系因子の活性化因子であるコラーゲンやNETs(neutrophil extracellular trap)が少なく、外因系因子の組織因子が過剰に発現していた。その組織因子発現にトリプトファンのキヌレニン代謝酵素が作用していることを明らかにした。組織因子阻害物は動物モデルの血栓形成早期過程を抑制したが、血液凝固FXI因子阻害物は血栓形成に影響を与えなかった。今後、血栓の成長過程におけるFXIの作用を検討する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、動脈硬化性プラークにおける内因系凝固因子(FXI)、外因系因子(組織因子)の機能を検討し、動脈硬化性血栓の形成メカニズムの解明を目的としました。冠動脈の血栓性プラークには内因系因子の活性化因子が少なく、組織因子が過剰に発現していました。その組織因子発現にトリプトファンのキヌレニン代謝酵素が作用していることを明らかにしました。動物モデルの検討で、組織因子は血栓形成の早期に作用していましたが、血液凝固FXI因子はその作用は明確ではありませんでした。今後、血栓の成長過程におけるFXIの作用を検討する必要があります。
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