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生体異物代謝を機軸とした非アルコール性脂肪肝炎発症機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K08734
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 実験病理学
研究機関信州大学

研究代表者

田中 直樹  信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (80419374)

研究分担者 中嶌 岳郎  信州大学, 学術研究院医学系, 助教 (30581011)
青山 俊文  信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (50231105)
研究協力者 Gonzalez Frank J.  
髙橋 昌悟  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード非アルコール性脂肪肝炎 / 核内受容体 / メタボロミクス / コレステロール毒性 / CD44 / マイクロアレイ解析 / 腸管・肝臓連関 / 疾患モデル動物 / 肝臓病学 / 脂質 / 病理学 / 栄養学
研究成果の概要

アリルハイドロカーボン受容体(AhR)はダイオキシンなどの生体異物に応答するための受容体として知られているが、生体での生理的役割は不明な点が多い。本研究では、高コレステロール食をAhR欠損マウスに投与すると容易に脂肪肝炎(NASH)を発症することを確定した。またその機構として、肝細胞の脂質代謝、免疫系・炎症の制御へのAhRの関与が示唆された。本研究により、AhRの新たな生体防御機能、すなわち食事中の過剰なコレステロールによる脂肪肝炎(NASH)発症から肝臓を防御する役割を発見できた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

AhR は線虫や魚類など様々な動物種で保存されていることから、生体異物の受容体だけでなく、生命の恒常性維持のために根源的な役割を果たしていると推測されてきた。本研究支援により、肝臓へのコレステロール毒性を緩和させるという、AhRの新たな生理機能を見出すことができた。今後も肝細胞と免疫細胞のAhRに注目して研究を進めていく予定で、将来的には研究成果がNASH治療法の開発につなげられれば、と考えている。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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