研究課題
基盤研究(C)
1. 本研究では自宅に余っている薬を薬局の薬剤師が数え、薬を何割飲めないかを調査した。そして、薬の自己負担が少ない方、薬の種類が少ない方は薬が余りやすく、薬局で1回分毎に包装すると薬が余りにくいことを明らかにした。2. 薬局で患者と薬剤師が一緒に患者がどれだけ薬を飲めているかを10点満点で評価するシートを開発した。研究開始時は7点未満と薬の飲み残しがあった患者の多くは、シートを使って点数をつけることで、4カ月後の飲み残しが減ることが明らかになった。
1. 日本における余った薬を定量化する方法を開発したことで患者が薬を余らせる要因を明らかすることができた。このことは薬局薬剤師が患者毎の飲めない要因を把握しやすくなり、効果的な服薬指導につながる点で意義がある。2. 通常の服薬指導をしていても薬をきちんと飲めない、あるいは飲まない患者は多く存在する。そのため薬局薬剤師は新たな指導方法の開発が必要であり、本研究で用いた評価シートは簡便であるが、患者の薬の飲み残しを減らすことができる有用なツールであることを示すことができた。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件)
薬学雑誌
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Frontiers in Pharmacology
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