研究課題/領域番号 |
16K08897
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 天理医療大学 |
研究代表者 |
林野 泰明 天理医療大学, 医療学部, 特別研究員 (70432383)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 糖尿病 / コホート研究 / 前向き研究 / 心理的負担感 / 生活の質 / 心理的側面 / 社会的側面 / 経済的側面 / 予後 / 死亡 / 疫学研究 / コホート / 心理社会 / 臨床研究 / 糖尿病合併症 / 尿酸 / 糖尿病性腎症 / 医療行動学 |
研究成果の概要 |
天理よろづ相談所病院、内分泌内科に通院する糖尿病患者を対象として、2009年から約4000名の大規模レジストリを作成した。本年度は、2018年度の患者調査を行い、検査データ、薬剤データを医療情報部から取得し、データセットを作成した。2009年からのデータと統合し、本年度は糖尿病関連の合併症との関連、特に糖尿病患者の心理的負担感と生命予後との関連について検討を行った。研究機関中に、糖尿病患者における心理的負担感と総死亡の関係、身体活動と治療関連QOLとの関係、SF-8を用いて測定した生活の質と総死亡との関係などの検討を行い、国内外の学会、国際誌に発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病の治療の中心は食事療法や運動療法を中心とした自己管理であるが、慢性疾患である糖尿病の特徴として、その管理を長年に渡り継続していく必要がある。適切に自己管理を行うことで、生物学的なマーカーは改善し、医学的な予後は改善するが、その一方で、自己管理を含めた糖尿病治療により、患者の心理的負担感を増したり、生活の質を悪化させたりする側面もある。我々の研究により、単なる心理的負担感の増加や生活の質の悪化だけではなく、この事が生命夜ごと関連していることが明らかになった。糖尿病患者の生命予後改善のために、普段の診療から達成すべき指標である事が重要であることが示された。
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