研究課題/領域番号 |
16K08945
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
桧貝 孝慈 東邦大学, 薬学部, 准教授 (70297711)
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研究分担者 |
永井 英成 東邦大学, 医学部, 准教授 (30349899)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | NK細胞 / 分子標的薬 / 肝細胞がん / ソラフェニブ / 糖鎖依存性細胞傷害 / 糖鎖依存性細胞障害 / 進行性肝がん |
研究成果の概要 |
本研究により、KLRsの糖鎖リガンドの生合成に関与するhST3Gal3およびタンパク性リガンドのULBP-1のプロモーター領域およびその制御機構を明らかにした。さらに、それらの分子がソラフェニブによる発現調節を受けることを明らかにした。また、ソラフェニブによる自然免疫における直接的なマクロファージの活性化作用を明らかにした。また、実臨床における肝がん患者の血中濃度の測定を測定した結果、投与量と血中濃度に相関が認められなかったことから、長期にわたり効果的な薬物濃度を保つことが重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により進行性肝細胞がんを標的としたソラフェニブの新規作用と免疫系への影響を明らかにすることができた。この結果は、今後のNK細胞を利用した免疫療法に対して重要な知見が得られたものと考えられる。また、ソラフェニブを投与されたHCC患者におけるソラフェニブの血中濃度測定結果から、実臨床におけるソラフェニブの適正使用における血中濃度測定の重要さが示唆された。
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