研究課題/領域番号 |
16K08950
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
田中 覚 大阪医科大学, 医学部, 非常勤講師 (50595741)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | タキサン / 耐性 / 乳癌 / PPIA / STMN1 / ABCB1 / プロテオーム |
研究成果の概要 |
乳癌細胞株MCF-7を用いてタキサン(パクリタキセル)耐性乳癌細胞株を作成した。プロテオーム解析により2種のタンパク(PPIA,STMN1)が耐性獲得に寄与することが示唆された。このタンパクをノックダウンすると薬剤耐性が一部改善された。 また本研究では抗癌剤耐性に関連が示唆されているタンパク(ABCB1)とmicroRNAとの関連性にも着目しており、一部のmicroRNAが耐性に関与していることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
転移・再発乳癌は、ホルモン療法・抗がん剤治療・放射線治療などの集学的治療を用いても依然予後不良な病態である。特に原因として、抗癌剤耐性獲得による奏効率の低下があげられる。本研究では抗癌剤(タキサン系)耐性獲得の機序に関連するタンパクを同定し、耐性獲得マーカーとして臨床応用することを目的とした。 本研究期間内で臨床応用の可能性を検討できるには至らなかったが、本研究ではタキサン耐性獲得マーカーとして臨床応用が期待されるタンパク質およびmicroRNAの一部同定に成功しており、今後の臨床応用に向けた基礎的な解析を進めることができた。
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