研究課題/領域番号 |
16K08989
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
小谷 昌広 鳥取大学, 医学部, 講師 (30529392)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 抗癌剤起因性末梢神経障害 / グレリン / 癌 |
研究成果の概要 |
グレリンによる神経保護作用について検証した。CTCAE グレード2以上の抗癌剤起因性末梢神経障害(CIPN)患者群と軽症CIPN患者群において、化学療法前後のCRP等の炎症マーカー、レプチン、IGF-1等の内分泌マーカーをそれぞれ測定し、血中グレリン濃度との関連について検討を行った。CIPN重症度が高い患者において炎症マーカー、アシルグレリンで有意に高値の結果が得られ、内分泌マーカーにおいては有意な差を認めなかった。グレリンによる抗炎症作用が不足している場合CIPNが増悪する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗癌剤起因性末梢神経障害(CIPN)患者において血漿グレリンレベルと重症度が関連していることが示唆された。神経毒性の強い殺細胞性抗癌剤投与時に血漿グレリンレベルを上昇させることが出来れば、その抗炎症作用によりCIPNの軽減が図れる可能性がある。
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