研究課題/領域番号 |
16K09015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 京都医療科学大学 (2017-2018) 名古屋大学 (2016) |
研究代表者 |
小寺 吉衞 京都医療科学大学, 医療科学部, 研究員 (10124794)
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研究分担者 |
小山 修司 名古屋大学, 脳とこころの研究センター, 准教授 (20242878)
西出 裕子 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 准教授 (80635730)
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研究協力者 |
水谷 三浩
渡辺 恵美
吉田 直子
山本 修一郎
橋本 大輔
岡田 雅宏
中嶋 愛
佐々木 毬子
鈴木 怜奈
木村 浩都
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | フォトンカウンティング技術 / マンモグラフィ / 物質同定 / 実効原子番号 / コントラスト対雑音比 / 被曝低減 / ディジタルマンモグラフィ / 実効原子番号画像 / 乳腺含有率 / dense breast / フォトンカウンティング / X線 / 画像 / 癌 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
試作のフォトンカウンティングマンモグラフィ装置を用いて、乳がん患者の摘出乳房の組成組織の物質同定を行った。乳腺組織とがん組織の組成の分離は非常に難しいが、がんの種類によっては分離の可能性が示唆された。実効原子番号ごとの画像表示が可能で、吸収画像との融合画像で表示した。また、最適な画質と被曝低減を目指して撮影条件を実測とシミュレーションで検討した。ディジタル画像では、被写体コントラストが低くてもコントラストを強調することが可能であり、アナログ画像のように低いエネルギー撮影する必要はなく、むしろ、高エネルギーで撮影して量子雑音の少ない高コントラスト対雑音比の画像が有効であることを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
連続スペクトルを持つX線のスペクトル情報の利用は、多くの医療関係者の望むところであり、現在種々の研究開発が行われているが、いまだその最終目的は達成されていない。本研究は、独自の解析方法を用いることで精度よく生体内の物質の同定に成功し、その可視化も実現している。今後、本手法を用いることで、これまでにはない新たな生体情報の取得が可能になり、画像診断の可能性の大きく広がることが期待できる。
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