研究課題/領域番号 |
16K09025
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
尾川 浩一 法政大学, 理工学部, 教授 (00158817)
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研究協力者 |
本村 信篤
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | SPECT / 核医学 / ガンマカメラ / ピンホールコリメータ / データ収集 / モンテカルロ法 / 画像処理 / 画像再構成 / 時間放射能曲線 / リストモードデータ収集 / 放射性医薬品 / 静止型データ収集 / 動態イメージング / コリメータ / ピンホール |
研究成果の概要 |
患者の周囲に配置した3台のガンマカメラと複数のピンホールコリメータを用いて、ガンマカメラを回転させることなく完全に静止した状態でデータの収集を行うシングルフォトンエミッションCT(SPECT)装置を考案し、この装置の性能を検証した。本研究では、マルチピンホールSPECTシステムのデータ収集上のさまざまなパラメータと再構成画像の画質との関係を明確にし、脳および心筋機能の映像化を実施するとともに、PET同様の動態機能解析の可能性を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案するSPECT装置は3台のガンマ線検出器を患者の周囲に3角形状に配して全方向からのデータをマルチピンホールコリメータで収集する点に特徴があるが、これにより一度に患者の周りの全方向からのデータ収集が可能となる。これはSPECTでは不可能であった、放射性医薬品の動態情報を3次元画像として映像化することができることを意味し、従来、ポジトロンCT(PET)でしかできなかった動態解析がSPECTでもできるようになれば、検査のコストを下げ、SPECT検査の臨床適用が拡大すると考えられる。同時に患者の被ばく低減など核医学診断の質と有用性を大きく革新する可能性があるといえ、本研究の成果は大きい。
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