研究課題/領域番号 |
16K09042
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
宮内 克己 順天堂大学, 医学部, 教授 (60200119)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | フレイル / 心不全 / 虚血性心疾患 / 転倒 / 長期予後 / 心筋梗塞 / 横断研究 / 縦断研究 / 高齢者 / サルコペニア / 予測因子 / 予後規定因子 / 循環器疾患 / 冠動脈疾患患者 / 心血管事故 / Frailty / 冠動脈疾患 / 心血管疾患 / 内科 |
研究成果の概要 |
外来に通う高齢者のフレイルの有病率は、地域在住の一般の高齢者よりも高く、特に冠動脈疾患、心不全患者で高かった。フレイル群は非フレイル群に比べ高齢、低BMI、認知機能低下、骨粗鬆症、脳卒中/心筋梗塞/心不全/悪性腫瘍/糖尿病の既往歴が高かった。多変量解析を施行すると心不全や心筋梗塞がフレイルのリスク増加に関連していた。一方、心不全や心筋梗塞既往のフレイルは日常生活の活動度が高ければ、進展が抑制される傾向があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フレイル評価は現在日常臨床で評価されていないが、循環器疾患だけではなく内科疾患で通院している患者では同年代の地域住民と比べ、高いことが実証されたことやフレイルは転倒の予測因子であることが明らかになり、転倒は日常生活の質の低下や死亡と関連していることから日常臨床でのフレイル評価を実施する臨床的意義は極めて高いと考えられる。また、日常生活での運動療法もフレイルへの進展を抑制に関与することが示唆されたことから、高齢者への日常生活での歩行運動の寝たきり予防への普及への社会的アピールに繋がると考えられる。
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