研究課題/領域番号 |
16K09047
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
土屋 菜歩 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 講師 (80396580)
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研究分担者 |
中谷 直樹 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 准教授 (60422094)
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研究協力者 |
中谷 久美
濱口 豊太
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 配偶者 / 生活習慣病 / 共有度 / 予防 / 健康管理 / 予防医学 / 疫学 / 災害 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は「東日本大震災後の夫婦は、生活習慣および疾患を共有しているか」を検証することである。本研究では東北メディカル・メガバンク事業地域住民コホート調査のデータを用いた。 調査参加者約50,000名の情報からデータベースを構築し、5,758組の夫婦を同定して解析を行った。夫婦の平均年齢(標準偏差)は夫で63.2(10.5)歳、妻で60.4(10.2)歳であった。塩分摂取に関する食習慣を夫婦で共有しており、年齢階級により食習慣の一致度が異なっていることが明らかになった。配偶者が生活習慣病を持たない場合に対し、配偶者がそれらを有すると疾患を有するリスクは有意に高いことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、5,758組という十分なサンプルサイズで夫婦間の生活習慣および疾患の共有度を検討することができた。先行研究で報告されてきた喫煙や飲酒に加え、塩分摂取において夫婦間で有意な相関を認め、かつ夫婦の年齢によってその相関の程度が異なることが示された。また、配偶者が生活習慣病を持たない場合に比較し、有する場合に本人もそれらを有するリスクが有意に高かった。夫婦単位での生活習慣病生活習慣の改善及び疾患の予防介入が有効である可能性が示唆された。
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