研究課題/領域番号 |
16K09095
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
|
研究機関 | 東京理科大学 (2018) 東京大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
寺島 裕也 東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 講師 (90538729)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | ケモカイン / シグナル制御 / 創薬 / 予防・治療 / 予防医学 |
研究成果の概要 |
ケモカイン受容体システムは細胞動態に重要な役割を担っており、本研究代表者の発見したケモカイン受容体の細胞内に結合するタンパク質FROUNT(フロント)は、がんの増悪化に関わる新規分子であり、マクロファージの遊走シグナルを促進する。しかし他の細胞現象および細胞内シグナルへの関与は不明である。本研究ではFROUNT欠損マウス由来細胞およびFROUNT阻害薬を用いた細胞/分子レベルの解析によりマクロファージの分化および活性化などの細胞内シグナルへのFROUNTの重要な関与を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ケモカイン受容体シグナルは細胞遊走以外にも細胞分化・活性化等を介したがん・炎症性疾患における関与が報告されている。ケモカイン受容体会合分子FROUNTのこれらの細胞現象における働きを解析することは、「受容体会合分子による細胞動態の制御機構」という新しい研究分野の開拓につながる研究である。また本研究により、開発中のFROUNT阻害薬の作用機序に関する詳しい知見を得られたことで、臨床研究の開始に結びつけることができた。
|