研究課題/領域番号 |
16K09146
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
安田 誠 帝京大学, 薬学部, 講師 (00361965)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 前処理 / 分離調節 / ニコチン / コチニン / HPLC / HILIC / 受動喫煙 / 分析科学 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、受動喫煙暴露を長期的に評価するため、非侵襲的な試料である毛髪・爪中のニコチンおよびコチニン分析法の開発を目指した。毛髪・爪を溶解した試料中のニコチンおよびコチニンを前処理して抽出し、「HPLCポストカラム光照射蛍光検出法」において分析した。前処理で除けない夾雑成分とニコチンおよびコチニンの分離改善を目指して「逆相(イオンペア法)」、「逆相+陽イオン交換」、「HILIC」などの分離モードを検討し、保持の調節幅が広い「HILIC」モードに決定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
毛髪および爪を溶解した試料中には夾雑成分が大量に存在しているため、前処理として行う液液抽出では夾雑成分の混入が問題となった。そこで、液相の比重を調節して常に上層からピペットで吸引する方法を開発し、操作手順による混入を防止することに成功した。 また、HPLC条件のpHではニコチンは一価または二価の陽イオン、コチニンは一価の陽イオンまたは分子形であり、pHが光誘導体化反応の効率にも大きく影響していることが明らかとなった。光誘導体化反応については未解明の部分も多く、高感度検出のための条件検討において重要な知見が得られたものと考える。
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