研究課題/領域番号 |
16K09165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
大島 勉 東京医科歯科大学, 医学部, 非常勤講師 (50223805)
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研究分担者 |
槇田 浩史 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (20199657)
佐藤 元 国立保健医療科学院, その他部局等, 部長 (70272424)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 麻酔科 / 医療の質 / 安全性 / 国際比較 / 燃え尽き / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
個別の医療行為の効果、安全性、効率、患者と医療関係者との関係、患者満足度・苦情、医療の経費、収益、費用対効果、病院内および地域内における各部門の機能、地域における部門・病院の評価・評判といった観点から麻酔科および周術期診療を検討し、さらには医療の質の改善に向けての取り組みに関する現状を調査した。医師と看護師は個別の医療行為の安全性を最重要と考えていることが判明した。さらに、職種間における優先順位の相違や優先順位と実際の取り組みとの不一致など興味深い知見が得られた。その他、国際比較が求められたときに必要なCase Mix分類を導入した本邦初の麻酔科患者満足度調査票を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、我が国における先駆的実例として、麻酔科診療における医療の質・安全性の評価法の一例を提示し、これを踏み台に英国、米国、豪州の周辺領域における先駆的実例と比較検討した。これまで麻酔科領域における医療の質指標の一部は定義すら国際的に標準化されておらず、半数以上が表面的な妥当性によってのみ裏付けられているのが現状であった。本研究は麻酔科診療における医療の質・安全性の評価法を国際的に標準化するための一歩としての先駆的研究になると思われる。
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