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高精度な新規低体温症診断マーカーの開発と超生体反応に伴う分子動態の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K09209
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 法医学
研究機関神戸大学

研究代表者

上野 易弘  神戸大学, 医学研究科, 教授 (30184956)

研究分担者 近藤 武史  神戸大学, 医学研究科, 講師 (20335441)
高橋 玄倫  神戸大学, 医学研究科, 講師 (90509100)
研究協力者 櫻田 誠  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード低体温症 / 免疫染色 / 超生体反応 / 死後変化 / HSP70 / 糸球体 / RT-qPCR / 法医学 / 免疫組織化学染色 / 腎糸球体 / 死後変性 / podocyte / 社会医学 / 細胞・組織
研究成果の概要

本研究は、特異的な形態学的所見が乏しいために死因診断が困難な、凍死に代表される低体温症関連死亡例に有用な高精度新規死因診断マーカーの開発と、剖検試料における”超生体反応”について検討した。その結果、腎糸球体上皮細胞におけるHeat Shock Protein 70 (HSP70)の発現パターン解析は、低体温症関連死における寒冷暴露診断マーカーとして有用であることを明らかにし、死後の組織変性を伴う法医試料における診断基準を確立した。また低体温症モデルマウスを作製し、HSP70のmRNA発現の死後変化について検討したところ、死後48時間にわたりmRNAの発現は増大する傾向にあることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

法医学で扱うご遺体では、死亡に至る臨床経過を得られる事例は少ないため、解剖のみで死因を判断することは容易ではない。凍死に代表される低体温症関連死は、特異的な形態学的所見が乏しいために死因診断が困難な例の一つである。本研究では、腎糸球体上皮細胞におけるHeat Shock Protein 70 (HSP70)の発現パターン解析が、低体温症関連死における寒冷暴露診断マーカーとして有用であることを明らかにし、死後の組織変性を伴う法医試料における診断基準を確立した。本研究の成果は法医学が担う法医解剖において死因診断に有用であることから、その学術的及び社会的意義は高いと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 低体温症がHSP70発現とその死後変化に及ぼす影響2019

    • 著者名/発表者名
      櫻田誠、高橋玄倫、近藤武史、山崎元太郎、久世亜澄、森近舞、中川加奈子、杉本茉里恵、浅野水辺、上野易弘
    • 学会等名
      日本法医学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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