研究課題/領域番号 |
16K09270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 明治国際医療大学 |
研究代表者 |
福田 文彦 明治国際医療大学, 鍼灸学部, 特任教授 (80238485)
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研究分担者 |
山崎 翼 明治国際医療大学, 鍼灸学部, 講師 (70588277)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | うつ病予防 / 鍼治療 / 頭部鍼通電刺激 / 灸治療 / 統合医療 / セルフメディケーション / 慢性疲労 / 慢性疲労モデル / セルフケア / 耳介部鍼刺激 / 慢性疲労モデル動物 / 労働者 / 鍼通電刺激 / うつ病 / 頭部直流鍼通電刺激 |
研究成果の概要 |
うつ病モデル動物を対象に頭部鍼通電刺激の効果を行動薬理学的、脳内モノアミンなどを用いて明らかにする。また、健康成人を対象に鍼および灸刺激が睡眠・疲労に与える影響を明らかにすることによりうつ病予防プログラムを開発することを目的に基礎的・臨床的に研究を行った。 その結果、うつ病モデル動物に対する頭部鍼通電刺激(2Hz)は、オープンフィールド試験、強制水泳試験、シュークロース試験では有意に改善した。また、健康成人を対象とした頭部への鍼通電刺激では、REM睡眠出現率は有意に軽減したが、セルフ灸刺激では変化を認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
うつ病に対しては薬物療法が主であるが、効果は約7~8割であり、副作用を伴いやすい。鍼治療は、薬物療法と併用することで薬物療法単独よりも効果を認めることが報告されている。また、うつ病発症の前段階である慢性ストレスが改善できればうつ病の発症は予防できる。 本研究では、慢性ストレス下での頭部鍼通電刺激がうつ病発症を予防する有効な治療法になることが明らかになった。鍼治療は医師または鍼師の資格が必要であるが、灸治療は患者自身が自宅で実施することが可能である。そのためセルフ灸治療を検討したが、健康成人に対するセルフ灸治療では睡眠の質を改善することは難しく今後の検討課題となった。
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