研究課題
基盤研究(C)
食道アカラシアの根治的治療法は、外科治療が主体であった。2008年にわれわれが世界に先駆け従来の外科手術を消化器内視鏡手術として行う方法を発表した。それがPOEMである。成功率は97%以上、先進医療から始まり、現在では保険収載された。POEM治療ガイドラインも発表(Inoue H et al. Dig Endosc 2018; 30: 563-79)。また本邦での3000例以上の全国集計も米国の主要雑誌に報告。このPOEMがきっかけとなり、従来、外科手術として行われていたものが内視鏡手術へと変わりつつある。現在、世界的にもPOEMが食道アカラシアおよび関連疾患に対する標準術式と変わりつつある。
食道アカラシアに対するPOEM手術(経口内視鏡的筋層切開術)は、2008年にわれわれが世界に先駆けて発表した。それ以来、当院だけでも2100例以上、全国でも3000例以上の患者さんにPOEM手術が施行された。保険収載もされ、また治療ガイドラインも発表されている。現在は、国際的にも食道アカラシアに対する標準術式となってきた。これまで外科手術しかなかったアカラシアに対する根治療法を、低侵襲の内視鏡治療としておこなえるようになったことは、患者への朗報であると思われる。
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すべて 雑誌論文 (21件) (うち国際共著 1件、 査読あり 14件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 2件) 図書 (4件)
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