研究課題/領域番号 |
16K09358
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大鶴 繁 京都大学, 医学研究科, 准教授 (60437225)
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研究分担者 |
上田 佳秀 京都大学, 医学研究科, 講師 (90378662)
小池 薫 京都大学, 医学研究科, 教授 (10267164)
竹田 治彦 千葉大学, 予防医学センター, 日本学術振興会特別研究員(PD) (40647525)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | C型肝炎ウイルス / 欠損型クローン / 薬剤耐性変異 / 肝臓学 / ディープシークエンス / 第3世代シークエンサー / 欠損型ウイルス / 薬剤耐性 / ディープシークエンサー解析 |
研究成果の概要 |
インターフェロン(IFN)フリー療法に伴い出現する薬剤耐性C型肝炎ウイルス(HCV)の動態を、欠損型HCVに着目して明らかにすることを目指した。京大病院及びその関連病院でのIFNフリー療法の治療前と再発時の血清検体を集積し、ディープシークエンスにより主要な薬剤耐性変異の動態について解析した。 8例の欠損型HCV症例を同定し、治療前に存在した欠損型HCVが再燃時に検出されなくなる等、ダイナミックなクローン多様性の変化が観察された。また長鎖塩基配列を連続して解読可能な第3世代シークエンサーを用いて、HCVを一分子レベルで同定し、治療前後で欠損型HCVの多様性が大きく変化している事を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤耐性変異の出現は完全なHCVの排除の障壁になっており、本研究では塩基置換だけではなく欠損型クローンという構造異常に着目した点に新規性があり、社会的な脅威である肝炎ウイルス撲滅にむけた病態解明に貢献したと考えられる。
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