研究課題/領域番号 |
16K09430
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
藤本 直紀 三重大学, 医学系研究科, 講師 (80718289)
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研究分担者 |
伊藤 正明 三重大学, 医学系研究科, 教授 (00223181)
土肥 薫 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (50422837)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 掌握運動 / 血行動態 / 左室収縮機能 / 左室拡張機能 / 心不全 / 高血圧 / 運動療法 / 血圧 / 心機能 / 内科 |
研究成果の概要 |
左室駆出率の保持された心不全(HFpEF)における等尺性掌握運動(最大握力の30%)の急性・慢性効果を収縮不全患者(HFrEF)と比較した。掌握運動によりHFrEFとHFrEFともに左室内圧は同程度上昇した。HFpEFでは大動脈実効エラスタンス(Ea)、左室エラスタンス(Ees)、左室弛緩ともに不変であったが、HFrEFではEaとEesが増加し、左室弛緩は延長した。HFpEFにおける3か月間の掌握運動が24時間血圧に与える影響を検討したが降圧効果は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、血圧がコントロールされたHFpEF患者では、最大握力の30%(3分間)での等尺性掌握運動により、左室収縮末期血圧は134±21から158±30 mmHgに上昇にとどまることが示された。3か月間の掌握運動トレーニングに伴う降圧効果については証明されなかったが、今後、掌握運動トレーニングの期間や強度を変更し、掌握運動トレーニングの降圧効果の効果を検討する予定である。
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