研究課題
基盤研究(C)
女性189名(年齢41.6±4.6歳)にエンドパッドおよびユネクスFMDを同時測定した。自然対数変換したReactive hyperemia index(LnRHI)は0.86±0.24、Flow-mediated dilatation (FMD)は7.60±1.63%、両者の相関係数で0.047と無相関であった。LnRHIを従属変数、FMD、年齢、BMI、収縮期血圧、脈拍を独立変数とした重回帰分析では、BMIのみ正の関連(標準化回帰係数β=0.25, P=0.0006)を認めた。血管内皮機能の指標であるRHIおよびFMDは、異なる測定であることが確認された。
心疾患、脳卒中は日本人の死因の2位および4位を占めており、その原因である動脈硬化の予防は生活習慣病予防の重要なターゲットである。動脈硬化の危険因子は血圧、高脂血症、糖尿病など確立されているが、そのメカニズムに関しては必ずしも充分には解明されていない。その間に介在するものとして血管内皮機能の障害が示唆されている。しかし、その測定法には複数の方法があり臨床的な意義(危険因子、臓器障害、予後との関連)の確立の為に更にエビデンスを積み上げる必要がある。本研究では2種類の血管内皮機能の測定法を用いて、まだ動脈硬化の無いと考えられる若年女性を対象として両者の測定を検証した。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 4件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件)
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