研究課題/領域番号 |
16K09478
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
佐伯 圭吾 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60364056)
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研究分担者 |
大林 賢史 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (30596656)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 室温 / 夏 / 睡眠 / 血圧 / 夏の室温 / 自由行動下血圧 / 睡眠障害 / アクチグラフ / 夜間血圧 / 睡眠の質 / 循環器・高血圧 |
研究成果の概要 |
外気温の上昇時に死亡率が上昇することが知られているが、外気温上昇時における一般住宅の温熱環境の実態はほとんど明らかになっていない。本研究では春、夏、秋に、合計965名の対象者の室温を測定した、一般住宅の室温上昇の実態を初めて明らかにした。夜間の室温上昇は、客観的に測定した睡眠指標の悪化と有意に関連した。大規模対象者で実生活下での室温上昇と睡眠との関係については初めての知見である。健康を守る室温環境について、さらに詳細な検討が必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外気温上昇時の死亡率上昇は重要な社会問題となっているが、一般住宅の居間や寝室の室温を、大規模な対象者で実測した結果は、夏の熱中症予防策の検討において重要な基礎資料となると考えられる。睡眠の質や量は、糖尿病やうつ病などの疾病発症との関連が指摘されている。今回の研究で認められた夜間の室温と睡眠の関連については、室温をうまく調整することによる疾病予防につながる可能性を示唆しており重要である。
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