研究課題/領域番号 |
16K09484
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
朔 啓二郎 福岡大学, 医学部, 教授 (40183371)
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研究分担者 |
三浦 伸一郎 福岡大学, 医学部, 教授 (20343709)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 低比重リポ蛋白 / コレステロール引き抜き能 / 動脈硬化 / コレステロール / ペプチド / プラーク / 脂質 / 循環器・高血圧 |
研究成果の概要 |
HDLペプチド(ApoA-I模倣ペプチド、FAMP)を用いて、診断法については、68Ga-DOTA-FAMPのラベリングが効率よく実施できるように方法を改良し報告した。治療法では、FAMPを改良し、さらに強力な抗動脈硬化作用を持つペプチドを見いだし改良型 FAMPと名付けた。また、改良型FAMPのコレステロール引き抜き効果の大部分は、ABCA1を介していた。次に、高脂肪食負荷アポEノックアウトマウスモデルにて改良型FAMPの効果を検証し、改良型FAMPの動脈硬化抑制作用は、コレステロール逆転送系の増強により従来型のFAMPよりも強力であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬物治療によるLDLコレステロール抑制を介した動脈硬化性疾患の抑制はある程度効果を上げているが、未だに残存リスクがある。動脈硬化病変に直接作用し、抗動脈硬化抑制作用を発揮することで残存リスクの軽減が期待される。今回、HDLの主要構成成分であるApoA-Iの模倣ペプチドを精製し、動脈硬化動物モデルにて抗動脈硬化抑制効果を実証し、新規の抗動脈硬化抑制療法の可能性を広げることができた。
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