研究課題/領域番号 |
16K09525
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
清水 薫子 北海道大学, 大学病院, 特任助教 (40399853)
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研究分担者 |
今野 哲 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (20399835)
牧田 比呂仁 北海道大学, 医学研究院, 客員研究員 (70533537)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | CT画像 / 慢性閉塞性肺疾患 / 気管支喘息 / 肺高血圧症 / CT / COPD / 肺動脈性肺高血圧症 / 末梢肺血管面積 / 内科 |
研究成果の概要 |
低吸収クラスターサイズの増大を反映し、初期段階の肺胞破壊を鋭敏に検出するフラクタル次元とlow attenuation volumeのCOPDにおける長期予後予測因子としての役割を検討し、現在論文投稿中である。非喫煙/喫煙喘息における肺拡散能力とCT画像上の肺気腫、肺末梢血管パラメーターとの関連を検討し、Journal of applied physiologyに受理された。 肺動脈性肺高血圧症においてCT画像による血管病変パラメーターの診断・病態評価における妥当性を検討し、European Journal of Radiologyに受理された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上記結果は呼吸器科診療において汎用される胸部CT画像検査から得られる知見である。今後増加するCOPDにおける予後予測は管理・治療介入における重要な観点であり、画像所見からのフェノタイピングの役割がさらに検討されるべきである。また肺高血圧症は専門性の高い領域であるが、呼吸器疾患に合併し、顕著なADLの低下を引き起こし、早期診断ならびに治療介入の妥当性の検討が喫緊の課題である。そのためには非侵襲的かつ簡便な診断方法の提唱が求められているため、CT画像パラメーターによる肺高血圧症の検出の意義は大きい。学術的にも生理学的考察の裏付けとして画像解析という手法を取り入れることで病態解明の一助となりうる。
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