研究課題/領域番号 |
16K09550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
藤田 幸男 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (60571023)
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研究分担者 |
木村 弘 日本医科大学, 大学院医学研究科, 教授 (20195374)
山内 基雄 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (30405378)
吉川 雅則 奈良県立医科大学, 医学部, 病院教授 (80271203)
友田 恒一 川崎医科大学, 医学部, 教授 (90364059)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 慢性閉塞性肺疾患(COPD) / 呼吸波形 / 不規則呼吸 / 呼吸困難 / QOL / 増悪 / 慢性閉塞肺疾患(COPD) / 呼吸波形解析 / 呼吸パターン / 労作時呼吸困難 / 健康関連QOL / 慢性閉塞性肺疾患 / 呼吸不規則性 / COPD |
研究成果の概要 |
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の主な自覚症状の一つは労作時呼吸困難であり、呼吸困難の進行は、日常生活を著しく制限するだけでなく、生命予後を悪化させることが知られている。本研究では、COPD患者の呼吸波形をモニタリングし、呼吸パターン(不規則呼吸)と呼吸困難やQOLとの関連を検討した。さらには、経時的に追跡調査を行い、不規則呼吸と増悪との関連性について検討した。その結果、呼吸が不規則なCOPD患者ほど呼吸困難を自覚しやすく、QOLが損なわれていた。さらには、不規則呼吸が増悪の予測因子であることも示唆された。以上より、覚醒時安静呼吸不規則性はCOPDの病態評価として有用と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究より、COPD患者において、不規則呼吸が呼吸困難やQOLと関連し、さらには増悪の予測因子になりえることがわかった。呼吸波形の計測は非侵襲的な検査であり、今後、日常診療に組み込まれる可能性があると考えている。さらには、不規則呼吸を改善すること(呼吸の安定化)で自覚症状が改善することが証明できれば、呼吸の安定化がCOPD治療の新たな治療戦略になり得る可能性を秘めている。
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