研究課題/領域番号 |
16K09592
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
清家 正博 日本医科大学, 医学部, 教授 (30366687)
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研究分担者 |
野呂 林太郎 日本医科大学, 医学部, 講師 (50366738)
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研究協力者 |
浜田 道昭
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 肺癌 / 低分子RNA / 薬剤耐性 / 分子標的薬 / ドライバー遺伝子 / トランスレーショナルリサーチ / 薬剤反応性 |
研究成果の概要 |
肺癌のEGFR阻害薬やALK阻害薬等の分子標的薬耐性と耐性の根幹となる癌幹細胞・上皮間葉移行に関わる長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)の意義を明らかにし、分子標的薬耐性克服法確立および根治を目指した臨床応用を目的とする。肺癌の分子標的薬感受性細胞株4株と耐性株10株を用いた網羅的lncRNA発現解析とバイオインフォマティクス解析にて、分子標的薬耐性に共通に関与するlncRNAとしてCRNDEを同定し、関連タンパク質がIRX5であり、耐性細胞におけるIRX5抑制によりアポトーシスが誘導されることを明らかにした。CRNDEとIRX5は分子標的薬耐性克服に向けた新規治療標的となり得る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺癌のEGFR阻害薬やALK阻害薬等の分子標的薬耐性と耐性の根幹となる癌幹細胞・上皮間葉移行の克服は、肺癌薬物療法における大きな課題である。近年長鎖ノンコーディングRNA (lncRNA) に関する発癌への関与が注目され、その全貌の解明が期待されている。今回の研究で、分子標的薬耐性に共通に関与するlncRNAとしてCRNDEを同定し、関連タンパク質がIRX5であり、CRNDEとIRX5は分子標的薬耐性克服に向けた新規治療標的となり得ることを明らかにしたことは社会的意義は大きいと考える。
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