研究課題/領域番号 |
16K09611
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 藤田医科大学 (2018) 名古屋大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
坪井 直毅 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (50566958)
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研究分担者 |
丸山 彰一 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10362253)
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研究協力者 |
荒瀬 尚
杜 邱娜
杉山 豊
北川 章充
古林 陽一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 抗腎糸球体基底膜抗体型腎炎 / 白血球活性化 / 接着因子 / 好中球 / 免疫複合体 / 白血活性化 / マクロファージ / 多光子励起レーザー走査型顕微鏡 / アゴニスト / TLR / 接着因子抑制 / 免疫学 / 生体分子 / 病理学 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
【目的】白血球発現受容体PILRαは、急性炎症反応条件下においてβ2インテグリン活性化を負に制御する。本研究は抗体型腎糸球体障害におけるPILRαの役割解明を目的とした。【結果】PILRα-/-マウスは抗GBM抗体型腎炎において野生型マウスに比し重篤な糸球体障害を示した。またPILRα-/-でみられた糸球体好中球増加は前免疫条件下でのみ観察された。PILRα-/-好中球は免疫複合体癒着が有意に増強していた。【結論】PILRαは接着因子Mac-1活性化を阻害することで、腎障害を導く病原抗体依存性の好中球導入を負に制御する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から白血球発現分子PILRαの接着因子Mac-1制御を介する抗体型糸球体腎炎抑制効果が明らかとなった。またPILRαによる接着因子活性化抑制機能は炎症時にのみ発揮された。したがってPILRαの活性化は、抗体型糸球体腎炎のみならず、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどの炎症性自己免疫疾患に対する有望な治療ターゲットとして考えられる。
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