研究課題/領域番号 |
16K09628
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
角田 隆俊 東海大学, 医学部, 教授 (50276854)
|
研究分担者 |
金井 厳太 東海大学, 医学部, 講師 (00535221)
澤田 佳一郎 東海大学, 医学部, 客員講師 (10420952)
|
研究協力者 |
森谷 ひとみ
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 副甲状腺細胞 / 副甲状腺機能亢進症 / 二次性副甲状腺機能亢進症 / 細胞増殖 / 副甲状腺 / 内分泌学 |
研究成果の概要 |
副甲状腺細胞は細胞分裂頻度が非常に低く、その実質細胞のin vitro培養は極めて困難である。遺伝子導入により不死化した細胞株も確立されておらず、今後、副甲状腺機能亢進症の研究を発展させ、その治療法を開発するために、本研究では培養副甲状腺細胞の増殖手法の開発を目的として、副甲状腺機能亢進症を呈する患者の過形成副甲状腺に特異的に発現するマイクロRNAを探索して初代培養に導入し、また、静止期細胞のカルシウム受容体を介した細胞周期への移行促進により細胞分裂頻度を亢進させて副甲状腺細胞の長期の維持を可能とし、研究での使用に耐える培養系を確立した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
通常、副甲状腺細胞の分裂頻度は非常に低いが、腎不全が進行し透析治療が開始されると副甲状腺細胞の増殖が刺激されて副甲状腺機能亢進症が発症する。副甲状腺の過形成と副甲状腺ホルモンの過剰分泌は骨代謝や心血管系の異常を引き起こして患者の予後を悪化させる。副甲状腺機能亢進症の発症と進行の機序を明らかにし、新たな治療法の開発を推進するために副甲状腺細胞の培養系を用いた研究は必須であるが、これまでに株細胞も確立されておらず、その培養は非常に困難であった。本研究で開発された培養法は、副甲状腺細胞初代培養の長期維持を可能とするもので、副甲状腺機能亢進症の研究の使用に耐えうるものとして有用であると考える。
|