研究課題/領域番号 |
16K09630
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
|
研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
松本 啓 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (30439799)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 腎臓再生医療 / 幹細胞 / 臓器ニッチ法 / 腎臓再生 / 異種移植 / 後腎移植 / 遺伝子改変動物 / iPS細胞 / 胎性臓器ニッチ法 / 再生医療 / 慢性腎不全 / 腎性貧血 / 胎生臓器ニッチ法 / 腎前駆細胞 / 間葉系幹細胞 |
研究成果の概要 |
腎臓再生療法を実現するために我々は胎生臓器ニッチ法(異種胎仔の腎発生部位に幹細胞・腎前駆細胞を注入することで動物の分化シグナルを入れ腎へと分化誘導させる方法)を用いているが、今回新たな遺伝子改変動物(Six2発現腎前駆細胞を薬剤投与により特異的に除去するSix2-iDTRマウス)を開発し、腎前駆細胞を特異的に除去し、外部細胞由来の糸球体を作成することに成功した。これはマウスとラットの異種間においても再現可能であった。このマウスを活用してvivo環境において胎仔の腎を単離することなく、母体内の胎仔腎へアプローチするExoUtero注入法を用いて母体内での糸球体発生にも成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
末期腎不全患者における腎代替療法には血液透析、腹膜透析、腎移植があるが、昨今の医療経済の逼迫状況や患者QOLのさらなる改善を考えると、新たな治療法の開発が急務であり、第4の治療法として腎再生医療が期待されている。 本研究は腎臓再生医療を目指す上で重要となる基盤技術の確立として、ヒトiPS細胞から分化誘導した腎前駆細胞を移植する臓器ニッチの改善を目指して小動物における研究を行い、一定の良好な結果を得られた。 将来のヒト臨床応用を目指した大型化、さらなる効率化を目指して行く必要がある。
|