研究課題/領域番号 |
16K09650
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
今西 康雄 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (50326253)
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研究協力者 |
宮岡 大知
林 礼行
前田 朋美
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | X連鎖低リン血症性くる病 / PHEX / 内科 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
X連鎖低リン血症性くる病(XLH) は、X染色体上のPHEXの不活性化変異が原因であり、骨からのFGF-23分泌亢進により低リン血症を生じる。骨芽細胞由来のUMR-106細胞株において、siRNAを用いた遺伝子抑制実験を行った。dentin matrix protein-1 (DMP-1)の発現を抑制によりはFGF-23発現が抑制された。以上より、PHEX-Integrin complexからFGF-23に至るシグナル情報伝達経路にDMP-1が関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
X連鎖低リン血症性くる病(XLH) は、本国における遺伝性くる病のなかでも頻度が非常に高く、その病態を研究することは、新規治療法開発においても非常に重要である。 今回の研究では、XLHの遺伝子異常によりリン利尿因子であるFGF-23が分泌されるまでの機序の一部にdentin matrix protein-1 (DMP-1)が関与していることを明らかにした。DMP-1の抑制によりFGF-23が上昇し、低リン血症を来すため、このDMP-1を介する細胞内情報伝達機構のさらなる検討を進めることで、新規治療法開発につながることが期待される。
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