研究課題/領域番号 |
16K09652
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
重松 隆 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (30187348)
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研究分担者 |
大矢 昌樹 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90550301)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | FGF23 / 骨細胞 / 骨芽細胞 / ビタミンD / リン / FGF 23 / 活性型ビタミンD / 活性型ビタミンD受容体 / 線維芽細胞増殖因子23 / 高リン血症 / 骨組織 / 腎機能障害 / 骨細胞 Osteocyte / Klotho / 慢性腎臓病 (CKD) / 活性型Vitamin D / リン代謝 / 腎障害 |
研究成果の概要 |
今回、In vitroで骨芽細胞・骨細胞・破骨細胞を分離してFGF23産生能を検討した。分化石灰化能を有する骨芽細胞系Cell LineのMC3T3-E1細胞を、アスコルビン酸刺激とリン負荷にて骨細胞まで分化石灰化させた。成熟骨芽細胞と初期骨細胞が特にFGF23産生能力が高いことが判明した。しかも、FGF23産生促進はリン負荷よりも活性型ビタミンD化合物が産生促進作用が強かった。 その他、脾臓構成細胞のうちPlasmatoid樹状細胞や、異所性石灰化した血管でもFGF23産生能を部分的にも有することを観察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
FGF23は腎機能障害者においては、生命予後と密接に関係することが明らかとなりつつある。またFGF23受容体となるKlotho蛋白をコードするKlotho遺伝子は長寿遺伝子すなわち抗老化作用を有することが明らかとなった。 本研究成果は、この老化の本質的なメカニズムの一端を明らかにするものであり、今後の抗老化作用を有する創薬にもつながる成果である。さらには心血管病の進展や免疫系への作用など広い分野の研究領域を啓く可能性がある。
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