研究課題/領域番号 |
16K09685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
武藤 多津郎 藤田医科大学, 医学部, 教授 (60190857)
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研究分担者 |
朝倉 邦彦 藤田医科大学, 医学部, 教授 (50333159)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | AD / PD / α-synuclein / Tau蛋白 / アミロイドβ / 糖脂質 / 脂質ラフト / 神経栄養因子受容体 / ラフト / αーシヌクレイン / タウ蛋白 / 脂質-蛋白相互作用 / パーキンソン病 / アルツハイマー病 / 神経細胞死 / 蛋白修飾の異常 |
研究成果の概要 |
本研究では、我々が同定したTrkとGM1による脂質修飾の実態解明のため、様々な mutantを作成し、変異cDNAをtransfectし、stable cloneを作成。これら細胞を放射性同位元素でlabelし、抗Trk抗体で免疫沈降 (IP)し、そのIP物より全脂質を抽出しGM1の存在を確認した.これら変異Trkを発現するstable transfectantでは、Trkのリガンドに対する反応性は失われ、細胞内 traffickingも異常となった. 一方、神経難病患者髄液の脂質をLC-MS/MSで高感度測定した.更に、神経学的に正常な200例の解析も行い、その脂質プロファイル化を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで知られて来なかった脂質類による細胞膜蛋白の翻訳後修飾の実態を神経栄養因子受容体を例にとり、その詳細な実態を解明出来た.さらに、ADやPD等の神経難病疾患での髄液中糖脂質プロファイル化を初めて明らかにすることが出来た.この詳細にプロファイルは今後各神経難病の成因解明に取り組む研究に革新的な情報提供をする事が出来た事を意味し、全く新たな治療法開発の可能性を示唆する重要な研究と成った. さらに、こうした糖脂質は食物にも大量に含まれており、上記プロファイルパターンから神経障害を発生させないような食事療法の可能性を切り開くものである.
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