研究課題/領域番号 |
16K09709
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
寺尾 安生 杏林大学, 医学部, 教授 (20343139)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 眼と手の協調関係 / 脊髄小脳変性症 / 小脳 / 眼球運動 / 運動制御 / 大脳基底核 / パーキンソン病 / 脳神経疾患 |
研究成果の概要 |
日常動作では、扱う物体やターゲット(標的)の位置に眼が先行して到達し、それに遅れて手が到達する(眼と手の協調関係)。日常動作における眼と手の協調関係を定量的に計測・評価できる装置を開発し、正常者および脊髄小脳変性症(SCD)、パーキンソン病(PD)などの神経疾患患者で検討を行った。手のreaching課題において脊髄小脳変性症患者で眼の動きが指の動きの正確さを決めるが、SCDではこの協調関係が障害され、そのために手の動きが不正確になることがわかった。書字の際の眼と手の協調関係を検討すると、小字症を認めるPD患者では、書字の際の視線の動きが小さく小字症の一因になっている可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小脳疾患、パーキンソン症状等を呈する神経疾患患者において様々な日常動作での解析を行うことにより、大脳基底核、小脳の機能が目と手の協調運動を通じて日常動作にどのように関わるかを明らかにできると思われる。このような検討はスマートホンなどタッチパネルが広く用いられるようになった現在、ますます重要な意味をもつと思われる。
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