研究課題/領域番号 |
16K09712
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
井川 正道 福井大学, 学術研究院医学系部門, 講師 (60444212)
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研究分担者 |
岡沢 秀彦 福井大学, 高エネルギー医学研究センター, 教授 (50360813)
米田 誠 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (70270551)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | アルツハイマー病 / 酸化ストレス / PETイメージング / 認知症 / 脳神経疾患 / 痴呆 / 放射線 |
研究成果の概要 |
アルツハイマー病(AD)では,酸化ストレスが発症や悪化などの病態に関与していることが基礎研究から示唆されているが,患者生体では不明であった.本研究では,[Cu-64]ATSM PET/MRIによる酸化ストレスイメージングをAD患者群と認知機能正常(CN)者群に実施した.比較検討によって,AD患者群では,重症度に比例した脳内の酸化ストレス増強が認められた.患者生体における,ADの病態への酸化ストレスの関与を強く示唆する結果であり,新たな病態評価や治療薬開発につながるものと考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,これまで基礎研究やモデル動物のみで示されていた,アルツハイマー病(AD)の病態における酸化ストレス増強を,実際の患者生体で明らかにすることができた点に大きな学術的意義がある.本研究の成果によって,[Cu-64]ATSM PET/MRIの酸化ストレスイメージングとしての有用性が示され,さらに酸化ストレスの抑制がADに対して有効である可能性が示唆された.ADに対する予防・予測および創薬につながる成果であると考えられる.
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