研究課題
基盤研究(C)
転写因子prolactin regulatory element binding (PREB)は糖尿病や動脈硬化症など生活習慣病改善に関わる因子であるが、今回、さらにその機能を解明した。(1)脂肪肝で、細胞内からコレステロール流出に関わるABCA1の転写を調節し発現を増強させ、脂肪蓄積を改善せた。(2)In vivoで脂肪細胞のアディポネクチンの発現調節した。(3) ABCA1発現調節し脂肪毒性解除させ膵β細胞を保護し、糖尿病抵抗性をうむ可能性を示唆した。つまりPREBの標的としてABCA1が推察でき、生活習慣病改善のためにPREBによるABCA1 発現調節機序をさらに解明していく必要がある。
転写因子PREBがABCA1分子発現調節を通じて細胞内脂肪蓄積やそれによる細胞機能障害により生活習慣病に関連していることが判明した。今後さらにPREBによるABCA1遺伝子の発現調節が新たな生活習慣病の治療方法に繋がると考えられる。
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