研究課題/領域番号 |
16K09879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
下川 敏文 日本大学, 医学部, 研究員 (10339327)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 急性骨髄性白血業 / 好中球分化 / C/EBPα / ポリコーム抑制複合体 / RING1B / タンパク質-タンパク質相互作用 / RINGフィンガードメイン / 血球分化 / 好中球 / bZIP / 酵母ツーハイブリッド法 |
研究成果の概要 |
本課題では,好中球分化ならびに急性骨髄性白血病(AML)に密接な関連があるC/EBPαのタンパク質間相互作用,特に研究代表者らがC/EBP分子内に見出した新規C末端機能ドメインが,骨髄系細胞の分化や遺伝子発現において,どのような重みをもって,どのような分子機構により機能しているのかを研究した.その結果,C/EBPα のC末端機能ドメインが,エピジェネティック制御因子として知られるポリコーム抑制複合体の主要構成因子RING1Bと会合することを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
C/EBPαというタンパク質は,白血球の一つである好中球が造られるのに必要な調節因子であり,急性骨髄性白血病にも密接に関連する.本研究では,C/EBPαの分子内に見出した新たな機能領域にRING1Bという調節因子が会合することを明らかにした.このタンパク質は,細胞が特殊化して特定の機能を獲得する過程で必要な遺伝子と不要な遺伝子に目印をつけることが知られている.この調節因子を人為的に制御することが可能となれば,遺伝子のオン・オフが破綻して起こる急性骨髄性白血病などの疾患制御につながることが期待される.
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