研究課題
基盤研究(C)
1)flow cytometryを用いた末梢血ヒストン修飾変化の解析により、AOSD単球、好中球およびB細胞分画においてH3K4me3/H3K27me3に変化が見られた。さらに疾患活動性とこのヒストン修飾変化は相関していた。特に、単球分画のCD14++CD16-細胞群は血清IL-18と相関した。2)上記の結果から単球分画に焦点を絞ってATAC-Seqを試みたが有意な結果は得られなかった。時間も考慮してtranscriptome 解析を行った。その結果は有望な遺伝子を含めて健常人に比して有意な遺伝子発現変化が存在することを認めた。現在その結果を基にChIp-Seqを行うべく準備を進めている。
この研究においては、病気の原因の不明な成人発症スチル病(AOSD)の原因を解明するために、血液中の白血球のエピゲノム異常(遺伝子に変化を認めないけれどタンパク質の発現には変化が見られる制御機構)、特にヒストン修飾変化を各細胞亜群毎に解明する研究で、私達は単球という細胞群においてヒストンのメチル化異常を認めた。さらに、このメチル化異常の結果、どのような遺伝子の発現に変化が見られるのかを明らかにした。それを基に、この結果が蛋白の発現に影響するのか、そしてどのように病気の状態に関与するのか現在も研究を進めています。これが明らかになれば、新規治療法の開発に繋がる。
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