研究課題/領域番号 |
16K09914
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
山形 薫 産業医科大学, 医学部, 助教 (80533786)
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研究分担者 |
田中 良哉 産業医科大学, 医学部, 教授 (30248562)
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研究協力者 |
トリモバ グルジハン
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 関節リウマチ / マクロファージ / 14-3-3η / PAD4 / シトルリン化 / TNF-α / ネクロプトーシス / 関節液 / PADI4 / 14-3-3 eta / 破骨細胞 / 骨破壊 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
関節リウマチ患者 (RA) の関節液で14-3-3ηが検出され、患部組織に炎症をもたらす。RA滑膜組織標本を用いて、免疫染色法によりマクロファージ(MΦ)が14-3-3ηの産生源であることを突き止めた。電子顕微鏡を用いた観察により、炎症性サイトカインTNF-αの刺激を受けたMΦは細胞膨張による特徴的な細胞死を示す。その後、ウェスタンブロッティング法により、14-3-3ηが細胞外に放出される新規メカニズムを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
14-3-3ηは生理的状況下で細胞内に局在するが、病的状況下で細胞外でも検出される。TNF-αによる刺激を受けると、MΦがネクロプトーシスを誘導し、細胞外に14-3-3ηを放出する新規メカニズムの解明が、学術的意義である。 RAは働き盛りの年代において発症するが、必ずしも生物学的製剤が奏功するわけではない。本研究により見出されたメカニズムを介して細胞外に放出された14-3-3ηは炎症惹起を齎すので、14-3-3ηを標的にした薬剤の開発により治療応用へ展開する可能性があり、社会的意義が大きいと考える。
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