研究課題/領域番号 |
16K09926
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
布村 聡 佐賀大学, 医学部, 准教授 (70424728)
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研究分担者 |
出原 賢治 佐賀大学, 医学部, 教授 (00270463)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ペリオスチン / マスト細胞 / 脱顆粒 / 細胞外マトリックス / アレルギー反応 / インテグリン / 細胞外マトリクス / アレルギー炎症 / アレルギー / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
本研究では,細胞外マトリクスとして知られるペリオスチンのマスト細胞活性化修飾作用についての解析を行った。その結果,ペリオスチンはIgEによるマスト細胞の脱顆粒反応を増強させる作用を持つことが明らかとなった。マスト細胞の脱顆粒は,アレルギー応答を惹起するするため,その応答を増強させるペリオスチンはアレルギー疾患の治療戦略にける分子標的となる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,IgE受容体を介したマスト細胞の活性化の一つである脱顆粒応答がペリオスチンとの相互作用によって増強されることを見出した。アトピーなどの病的な炎症を起こしている組織では,ペリオスチンの沈着が顕著であり,炎症の現場ではペリオスチンがマスト細胞の活性化をさらに亢進させていると考えられる。本研究の成果により,ペリオスチンとマスト細胞の接着機構が,増大した炎症反応の新たな分子標的と成り得ることが明らかとなった。
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