研究課題/領域番号 |
16K09953
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
常 彬 国立感染症研究所, 細菌第一部, 主任研究官 (50370961)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 感染症防御学 / 肺炎球菌 / 劇症型肺炎球菌感染症 / 病原性 / 劇症型 / 劇症型感染症 / ゲノム解析 / 全ゲノム解析 / 病原因子 / 次世代シーケンス / 宿主―細菌相互作用 |
研究成果の概要 |
肺炎球菌の劇症型感染症を引き起こすメカニズムを解明するために、ゲノム解析やin vitroとin vivo試験など、様々な側面からの解析を行ってきた。しかし、劇症型感染症および非劇症型感染症に由来する肺炎球菌株の間には明確な違いはみられなかった。劇症型肺炎球菌感染症の発症に、宿主側のファクターが重要な役割を果たすことが考えられる。一方、細菌の病原性を評価するために広く使われている実験系が肺炎球菌に適していない可能性も否定できない。In vivo の実験では、径鼻感染によりC57BL/6 マウスの22F型肺炎球菌の病原性を評価できるため、今後は22F型肺炎球菌を中心に解析を進める予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)肺炎球菌の発症機構の解析により、宿主側のファクターが重要な役割を果たす可能性を見出した。また、劇症型肺炎球菌感染症から多く分離される23F、22F、10A、6Bなど血清型は肺炎球菌ワクチンに含まれているため、予防接種による感染症予防の重要性を再認識でき、今後発信する科学的根拠になる。 (2)本研究はゲノム解析やin vitroとin vivoなどさまざまな実験方法によって肺炎球菌を解析してきた、今後の研究の基礎となる。
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