研究課題/領域番号 |
16K10024
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
川本 典生 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (50397337)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | T細胞エピトープ / 食物アレルギー / 抗原特異的T細胞 / アレルギー / 免疫学 / 小児科学 |
研究成果の概要 |
食物アレルギーの治療用抗原改変食品の作成を目的とした、T細胞エピトープの評価に必要なリンパ球刺激試験を放射性同位元素を用いないBrdU-ELISA法で条件設定をした上で、特に食物アレルギー患者さんでの反応を確認し、三重水素チミジンを用いた旧来の方法に迫る良好な結果を得た。さらにELISpot法について、条件検討を行い、さらに食物アレルギー患者において、ELISpot法を実施した。Dualcolor ELISpot法を用いて食物蛋白誘発胃腸炎 (FPIES)の患者さんで検査を実施したところ、IL-4のspotは抗原刺激でほとんど確認できず、むしろIFN-γの多くのspotが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リンパ球刺激試験(LST)は感度の高さとダイナミックレンジの広さなどから、放射性同位元素を用いた方法が主流であるが、化学発光法を用いたBrdU-ELISA法でも検査に必要な一定の感度とダイナミックレンジを得ることができた。特にLSTは、食物蛋白誘発胃腸炎 (FPIES)の診断において有用であるとされており、さらに条件設定をすすめる予定である。また、ELISpot法を用いることで、このリンパ球の反応がTh2型ではなくむしろTh1型であると考えられ、FPIESの病態に迫る意味で重要な成果であると考えている。
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