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mTOR阻害薬による川崎病患者血清特異的物質の炎症惹起作用抑制の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K10069
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 小児科学
研究機関九州大学

研究代表者

西尾 壽乘  九州大学, 大学病院, 助教 (00507783)

研究分担者 田中 珠美  九州大学, 医学研究院, 学術研究員 (60423547)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード川崎病 / 自然免疫 / オートファジー
研究成果の概要

川崎病は主に乳幼児に発生する急性熱性疾患であり、全身の血管炎を特徴とする。我々は、Nod1リガンド川崎病モデルマウスにおける冠動脈炎がmTOR阻害薬で改善することを見出した。mTOR阻害薬にはオートファジー亢進効果があり、川崎病患者で検出される川崎病特異的物質がオートファジーによって処理されることで炎症の沈静化に寄与する可能性を考慮して検討を行った。今回の研究ではマウスモデルやヒト冠動脈内皮細胞を用いてオートファジー機構について検討を行ったものの、mTOR阻害薬の有効性にオートファジーは直接的には関与していないことが解明された。さらなる機序の解明が、川崎病治療薬の開発につながると考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

川崎病は主に乳幼児に発生する急性熱性疾患であり、全身の血管炎を特徴とする。我々は、川崎病の発症に自然免疫が大きく関わっていることを明らかにした。川崎病の原因はいまだに不明であるが、川崎病の疫学的特徴である季節性・地域性に関する研究では、それを証明しうる特異的物質を検出できている。我々はNod1リガンド川崎病モデルマウスにおける冠動脈炎がmTOR阻害薬で改善することを見出した。その機序を詳細に解明することができれば、画期的な新薬の開発につながると考えられる。今回の研究ではオートファジー機構について検討を行ったものの、直接的な関与は否定的であった。さらなる機序の解明が必要である。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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