研究課題/領域番号 |
16K10070
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
伊藤 孝一 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教 (00444977)
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研究分担者 |
齋藤 伸治 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (00281824)
杉浦 時雄 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (10381881)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 小児 / B型肝炎 / 遺伝子変異 / エスケープ変異 / B型肝炎ウイルス / 遺伝子 / 母子感染 / HBV / ワクチン / ワクチンエスケープ変異 / B型慢性肝炎 / B型肝炎 |
研究成果の概要 |
HBe Seroconversion(SC)が確認された小児HBVキャリアを対象にHBV遺伝子解析を実施した。8例中2例(25%)でプレコア領域の変異(G1896A)を認めた。コアプロモータ領域の変異は認めなかった。SC後は全例が無症候性キャリアとなった。また、HBs抗体エスケープ変異株による家族内感染が疑われた1家系(3例:母、姉、弟)において、HBV遺伝子解析を実施した。3例全てで、HBV遺伝子にG145R、P120Q変異を認め、HBs抗体エスケープ変異株の感染であることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
少数での解析であるが、小児のHBVキャリアにおいてはコア領域、コアプロモータ領域の変異の頻度は、成人より少ない。成人と小児におけるこの差はホストの免疫状態の違いによると考えられた。日本国内において、HBs抗体エスケープ変異株による家族内感染の存在がされた。HBs抗体エスケープ変異株は通常の母子感染予防処置プロトコールでは感染予防・診断が困難と考えられ、その対策が必要である。
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