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小児炎症性腸疾患におけるガレクチン9の免疫調節機能とその治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 16K10075
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 小児科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

工藤 孝広  順天堂大学, 医学部, 准教授 (90365601)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード炎症性腸疾患 / Crohn病 / ガレクチン9 / 粘膜免疫
研究成果の概要

初発の炎症性腸疾患患児22例(Crohn病:CD 10例、潰瘍性大腸炎:UC 12例)と正常対照延べ24例の大腸内視鏡検査中に、CDでは回腸末端、UCではS状結腸、正常対照では両部位の粘膜を生検採取した。real time-PCRにて、ガレクチン9の発現を解析し、正常対照群と比較してCDでは有意に高値であった(p=0.009)が、UCでは有意差はなかった(p=0.244)。免疫組織染色ではガレクチン9陽性細胞はCDにおいて粘膜下層に多く存在し、UCと正常対照群では多くなかった。ガレクチン9と結合するTim3は各群で差はなかった。単核球細胞培養については実施したものの良好な結果を得られなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ガレクチン9の小児炎症性腸疾患における動向を把握できた。炎症におけるガレクチン9の動向を把握することで、難病指定疾患である炎症性腸疾患の治療の1つの選択肢になる可能性があると考えた。また、他の炎症性疾患である自己免疫疾患や膠原病の炎症抑制の治療への応用も期待できると考えられた。さらには、ガレクチン9をコントロールすることで腫瘍細胞の増殖抑制から、癌の撲滅に寄与する可能性があると考えた。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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