研究課題/領域番号 |
16K10097
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
生田 和史 東北医科薬科大学, 医学部, 准教授 (60512184)
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研究分担者 |
小林 敬広 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (00708745)
石岡 賢 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (50305356)
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研究協力者 |
錫谷 達夫
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | サイトメガロウイルス / 先天感染 / ウイルス / 母子感染 |
研究成果の概要 |
サイトメガロウイルス(CMV)経胎盤感染の詳細を解明するための検討を行った。胎盤で高発現するマイクロRNA群を導入した細胞で、CMV感染効率の上昇を確認した。先天性CMV感染症では高率に難聴が認められる。動物実験により内耳におけるミオシンVI発現の消失が難聴の一因と推察されるが、機序は分かっていない。細胞株を用いた検討により、CMVタンパクとミオシンVI間で交叉抗原性を有する可能性を示唆した。研究継続により、CMV経胎盤感染の防止とCMV難聴の防止に結びつく研究成果が得られると考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先天性CMV感染は全出生の1/300と高頻度で生じている。顕性感染例については平成30年1月から尿を用いたウイルス検出が保険適用となった。米国では患児家族団体の働きにより、リスク新生児を対象としたウイルススクリーニング検査の義務化を可決する州が増えつつある。先天性CMV感染については厚生労働科学研究班や患者会が設立され、予防・治療に関する研究が強く求められている。本研究は胎内CMV感染と難聴の機序解明を行い、先天性CMV感染とその疾患予防に貢献することが目的である。
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